家族デーゲーム

親孝行の正体を探っていくブログです。

昔の恋人は仲介人

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ニッポン放送のテレフォン人生相談には、日々雑多な相談ごとが持ち込まれる。

以前恋愛に関する相談を耳にしたとき、違和感を覚えた。付き合っている男性の前の彼女が気になって、その恋愛に夢中になれないというものだった。補足しておくと、この相談においては彼の行動が怪しいとかヨリを戻そうとしてるとか、そういったことは見られないとのことだった。

 

相談者の女性のことはまったく知らないが客観的に聴くかぎり、前の彼女の存在などさほど関係なく、要は相談者自身の問題に違いない。前の彼女の存在をチラつかせることで、「それによって悩んでいる私」という図式を作りだし、フォローの言葉を引き出したかったのかもしれない。

 

この手のタイプはきっと、問題が恋愛以外の分野に及んだ際も同じようなアプローチを取るだろう。ラジオに相談する前にまず、自分はどうしたいのか?と自身に相談はしたのだろうか。付き合う相手の過去が気になるのは理解する。俺も元々はストーカー気質だ。

 

ここで考えなければならないのは、過去に付き合った異性の存在なくして今の自分はないというあたりまえの事実である。だれしも、過去の恋愛の影響を何かしら受けて今の性格や恋愛観になっているはず。自分が惹かれた相手の好きな部分は、もしかすると過去の恋愛を通して生まれた感覚の部分かもしれない。もし相手の過去の恋愛を否定してしまったなら、今の自分たち二人を否定することにもなり兼ねない。

 

前の彼女が彼を幸せにする権利を手放したから自分にその順番が回ってきたこと。それを思えば、前の彼女はある意味恋のキューピットではなかろうか。キューピットがきれい過ぎるならキューピーマヨネーズでもいい。それでも気が済まないならオバケのQ太郎にでもしておこう。バケラッタ~!

 

そんな相談者へ。1つだけ願いを言うならば、彼の携帯電話を勝手に開くのはだけはやめていただきたい。 最後に、恋愛真っ只中のみなさんへ同番組のパーソナリティ加藤たいぞう氏の言葉をお贈りしてお別れしたいと思う。「変えられることは変える努力をしましょう。変えられないことはそのまま受け入れましょう。起きてしまったことを嘆いているよりも、これからできることをみんなで一緒に考えましょう」。

 

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