家族デーゲーム

親孝行の正体を探っていくブログです。

「不適切なモノ」の定義とは

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男の子の局部は生後どれくらいを境に不適切な映像として扱われるか。これはとても重要な問題である。以前友人と時間のかぎり議論を尽くした内容でもあるが、最後まで結論は出なかった。

 

例えば、一人の男の子の成長過程を追ったドキュメンタリー番組があったとしよう。そこに映し出されるのは可愛らしい僕と、小さくもたくましい僕のゾウさん。両方がスクスクと育っていく様子が毎日流される。それを温かい目で見守る日本の社会。

 

彼はたちまちお茶の間の人気者となったが、それから数年経ったある日、うっすらと毛のようなモノが姿を現した。すると放送局に1本の電話が入った。不適切ではないか。それから数日経ったある日、エロチシズムな外的要因によりゾウさんがたまに大きくなったりするようになった。するとまた放送局に1本の電話が入った。不適切ではないか。

 

ときを同じくして、放送局内部でも議論が活発になっていた。おいおい、そろそろマズいんじゃないか。あれはウブ毛じゃなくて完全に地毛だろう。男の子のゾウさんの範疇を超えてるぞ。えっ、部長はそう思われますか。私にはまだウブ毛って感じがしますけど。(男が現れ)吉田くん、僕もキミの意見に賛成だ。これくらいなら8歳になるうちの娘に見せても全然問題がない。そんなことより先月の会議は悪かったな。キミとはライバルだからついムキになっちゃって。今度飯でもおごるよ。さあ仲直りだ……

 

放送局内部はこんなやり取りを繰り返すばかりで、明確な判断基準がないために放映を継続すべきか中止すべきか決めれないでいた。数日後、この放送局は不適切なモノを放映したという罪で社長が逮捕されることになった。

 

後日社長は発表会見の中で、まだ不適切ではないと判断した私の責任でございます、ご迷惑をお掛けして申し訳ございませんでしたと謝罪した。結局誰の判断基準が正しくて誰の判断基準が誤っていたのか曖昧にしたままでこの事件は闇に葬られた……

 

人の捉えかたや考えかたは様々。世の中には気分を害されたと一方的に騒ぎ立てる人もいるが悪気があってやっている人はきっといないのだし、相違があったとするならそれはお互いの信念や許容範囲に少しだけ差があっただけの話。「男の子の局部は生後どれくらいを境に不適切な映像として扱われるか」。これを冗談と取るか学びの対象と取るかはあなた次第。

 

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