最上級の愛の言葉は「I Love you」じゃなく「I Lave you」である
通りがかった道沿いの壁に、「I Lave you」と書かれたラクガキを見つけた。おいおい。ラブはaじゃなくてoだろうが。どこぞの高校生が書いたであろうその告白文を鼻で笑った。だが・・・。
「アイレイブユー。アイレイブユー」。小バカにはしながらもそのフレーズがなんとなく気に入ってしまい、気付けば日中ずっと呟いていた。思いだし笑いと近い感覚なのかもしれなかった。家に戻り、念のため「Lave」の意味を調べてみた。「洗う」と出てきた。I Lave you、つまり、俺がお前を洗ってやる。
おお、そうか。自分も毎日娘を洗っているぞ。もしかすると、あのラクガキをしたのはどこぞの高校生などではなく、気合いの入った新米パパだったかもしれない。人は必ず先入観を持っているもの。壁にラクガキされるのはどうせ、I Love youなのだと勝手に決めつけていただけなのだ。
愛する男と女も風呂の中では互いの体を洗いあう。これから先、最上級の愛の言葉は、”I Love you”ではなく”I Lave you”なのかもしれない。気合いの入った新米パパ。いろんな意味でサンキュー!