家族デーゲーム

親孝行の正体を探っていくブログです。

「我が家が一番」とは死語なのか

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結婚式から5年が経つ。5年前のあの日と同じように、今年も日曜日になる。曜日というのは5年毎にピタリと合うようにできているようだ。

 近々結婚式を挙げる方々、お日柄もよく誠におめでとうございます。先輩としてあなた方に助言できるとしたら、結婚して良かったですか?という質問には、「相手による」としか答えられないということです。

今目の前にいる人で本当に悔いはないですか。不屈の名作『卒業』よろしく、自分に素直になるなら今ですよ。ただ、素敵な未来に向かったはずの主人公二人の最後の表情には意味深なものを感じましたがね。

5回目の入籍記念日に私用を入れ、5回目の挙式記念日に出張を入れるような男なので、「本当に私のこと愛してるの?」と訊かれたら返す言葉もありませんが、俺にはあなたしかいないと思います。愛とは何かが未だに分かりません故、「愛してる」とは言えない不器用なワテを許してください。まああなたは、巷の多くの女性と違って、好きと言われたら安心。みたいなオカルトちっくなことは言わない人だから大丈夫だと思います。

子どもを産んでくれてありがとうございます。あの子の誕生によって、俺はある意味生まれ変わったような感覚にあります。もっと物事をきちんと見て、「自分として」言葉を発しようと、発するべきだと、日々感じています。数十年前の我々も、そんな感覚を親孝行的に与えていたのでしょうか。

いつの間にか敬語になっていました。不思議ですね。どんなに仲が良くても本当に大切なナニかを相手に伝えるとき、人は敬語になることがある。そんなことを知人に言われたのを思い出しました。たしかどこかの焼鳥屋だった気がします。肉に厚みがあり美味しいお店でしたよ。今度3人で行きましょう。

結婚式から5年が経つ。高台にあるホテルの窓からは咲きかけの花が目前に見え、そこにたむろするスズメがつぼみを豪快に突いているよ。早く家に帰りたい。そして君たちの笑顔を見ながらこう言いたい。あ〜、やっぱり我が家が一番。

 

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