家族デーゲーム

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絶望理論を使いこなそう

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日々の中で大変な状況に陥った時、その場の雰囲気を和らげる魔法の言葉みたいなものを人それぞれに持っているのだろうか。最近、魔法の言葉として「絶望」という言葉をよく使っている。

 

「辛い」とか「不幸」とかは手の届きそうな一種のおセンチワード。手の届きそうな範囲の言葉を使うから実際にそのような気持ちになってしまう。しかし、さらにその上の「絶望」という言葉を使うことにより、その大変な状況をはるか遠い世界で起きていることのように思わせ、結果、前向きに諦めるように仕向けるという寸法である。

 

この秘儀を教えてくれたのは、ずっと以前の上司だった。彼は仕事で大変な状況に陥ったとき、かなりの割合で「人生ガタガタ」とか「お先真っ暗」という言葉を発していた。中にはそうでもない割とライトなものもあったが、彼は絶望ワードとしてそれらをよく使って見せた。そこまで繰り返し言われると、もうこれ以上は悪くならないと思うことができ、逆に安堵できたりしたのである。

 

手の届きそうな範囲のその上の言葉を持ち出すことで話をうやむやにするというこの「絶望理論」。いろんな使い方ができる。経験を織り交ぜた下ネタで解説しよう。

 

飲み会で初対面の女性とお近づきになるのはなかなかに難しい。そこで絶望理論。自分のイチモツを<マウント富士>と呼び、飲み会で知り合った女性たちが下ネタをイケる口と知るなり、「こいつのせいで向こうの景色が見えないよ~」とジャブをかます。女性たちはそれがホントかウソか分からないことから、暫くして「ねえ。さっきの話だけど実際どうなの?」と確認してきたりする。お近づきの成功である。

 

マウント富士かどうかを確認するには、こちらと一夜を共に過ごさなければならないわけだから、質問した女性からすれば一興味を取るのかそれとも操(みさお)を守るのかといった貴重な選択を迫られることになる。そういう意味で、この絶望理論は一人の女性の人生にまで少し口出しをするような代物とも言える。

 

使い方はさまざま。その人なりに工夫して取り入れることで人生の質は確実に上がる。夢は大きく。マウント富士、いや。マウントエベレストである。

 

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