家族デーゲーム

親孝行の正体を探っていくブログです。

ごっつええ感じな生きかた

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ちょうど20年前。高校生の頃。ごっつええライブという音楽イベントを主催した。「ごっつええ」と銘打っているあたり、当時いかにダウンタウンを崇拝していたかが窺える。200人は動員したはずのあのライブをどれだけの人が記憶にとどめているだろうか。

 

行儀よく真面目なんてできやしなかった高校時代。楽しみといえば音楽とお笑いだけだった。そもそもバンドを始めた理由は音楽と笑いの世界を繋げたかったからだ。今となってはその志がどこに行ったか見当もつかないが、そんな志があったという事実だけは大切にしていきたい。

 

ごっつええライブの映像には客席にいた女子の、「踊りすぎてもう体力の限界」という声が入っている。しかしその直後、自分らの演奏した<ツッパリ・ハイスクール・ロックンロール>で彼女が激しく踊ってる姿が映っている。人間のいう限界とは、実は自分の心が勝手に決めているんだという深い教えを、彼女は踊りながらにまわりへ伝えていたのかもしれない。

 

そんな彼女も今では結婚し、子どもなど産んでいるだろうか。もしそうであるならあのときと同じように、「限界なんて本当は気のせいなんだよ」と子どもに教えているような、そんな素敵な母親になっていてほしいと願う。結果それが親孝行となって返ってくる日も必ず来るだろう。

 

人生はライブだと誰かが言った。なるほど。20年前「ごっつええライブ」と銘打っていたのは正解だったかもしれない。なぜなら、ごっつええライブを経た少年たちならきっと、大人になってもごっつええ人生を生きられるに違いないからだ。明日からまたごっつええ感じでいこう。

 

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