家族デーゲーム

親孝行の正体を探っていくブログです。

年賀状のキャッチボール

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未だに年賀状の宛名を手書きしている。
当初の理由は、プリンタが壊れたから。

 

年賀状の宛名を手書きすることで得られるもの。それは自分の性格と向き合う時間だ。例えば、宛先の住所に長いマンション名が入っていた時にどうするか。几帳面な人間だと印象付けるためにマンション名を全部書き切るか。それとも、氏名を書くスペースに影響が出ないようにと、うまく省略する形を取るか。

 

仮に後者を選んだ場合、手を抜いたと思われたら残念。でもそれは仕方のないこと。結果として、年が明けて初めて会ったとき相手の態度が何やら冷たく感じたとしても、それは無視しよう。そういう細かい事を気にするような人間とは徐々に疎遠になっていけばいいだけの話。

 

また例えば、相手の住所が新しくなり、それが一軒家だったとき。どう察する自分がそこにいるか。家族が増えて手狭になったのかな。それとも、毎晩のように奥さんが枕元に立ち、「家が欲し~、家が欲し~」と呪いを掛けた結果、うなされるようになったご主人がその呪縛から逃れるために勢いあまって購入しちゃったのかなとか。複雑な裏事情を盛った想像に変えるかもしれない。

 

自分は年賀状を出したのに相手からは来ていなかったという経験は誰にもある。決して相手が自分のことを軽く見ている訳ではない。人にはいろいろな事情がある。相手の立場を思いやるという行いも、晴れやかな新年を迎えるにあたっては大切だと思う。奥さんに毎晩のように枕元に立たれ、年賀状節約~、年賀状節約~、と呪いを掛けられている人がいないとも限らないのだし。

 

今年もあとわずか。もし時間が許すならば、年賀状の宛名を手書きするという選択をしてもいいかもしれない。

 

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