団塊世代の親へ
テレビを見なくなって久しいが、この番組だけは親に見てもらえると嬉しいと感じるものがある。それは毎週金曜の20時からNHKで放送中の「団塊スタイル」という番組だ。主な対象はシニア層で、自在な生き方を一緒に考えていこうというメッセージを発信していると予想する。
親に直接言うつもりはないけれど、このブログの記事は何やら見てくれているらしいので、番組のことはそのうち知ってくれるだろう。ちなみにまわりの人間にブログなどを薦める理由は、今回のように、直接言うのは照れくさいけれど伝えておきたいことを間接的にやるには最良のツールだと考えているから。
団塊スタイルの特筆すべき点を挙げるなら、風吹ジュンの艶っぽさが尋常じゃないということに尽きるだろう。これは補足情報ではあるが、風吹ジュンの出演していた映画の1シーンに電車の中で酒に酔った彼女が自分のバッグの中に嘔吐するというシーンがある。彼女を崇拝するマニアからするとあのシーンはアダルトビデオ以上に「萌え～」だったと予想する。そしてその嘔吐物をちょっぴり顔につけたまま物思いに更けるといった演出を加えた監督には脱帽すべきで、何よりそれを承諾した風吹ジュンはやはり艶っぽいのである。
…今回は団塊スタイルの話だった。
本題からすぐに話を逸らしてしまうところが昔からの悪い癖。
以前ゲストに元はっぴいえんどの細野晴臣氏が出演した。元YMOと言った方が分かりやすいだろうか。ちなみに、はっぴいえんどと言えば自分の青春でもある。今は亡きMDに録音した彼らの楽曲をヘビーにローテーションしていた頃が懐かしい。当時avexグループの作りだすＪポップが世間を騒がせていたが、はっぴいえんど世代のグループを頑なに支持していた。とはいえ、流行に乗りきれない哀れな奴だと同年代からハブられることに不安を覚え、好きなものを好きと言えない自分がいたことが反省点ではある。
細野さんの言動を見ていて、いろんな意味でこれからどう生きていこうかと深く考えている時期なのではないかと感じた。今の自分にとって団塊スタイルを見ることで得るものは多い。次回帰省した際、我々息子を迎え入れた母親の第一声が、団塊スタイルって番組はいいわね～であったなら、微力ながらの親孝行は成功したと言えるだろう。
